日記の良さを伝え隊

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退職活動・6

昨日の夕方、上司から連絡があり、今年の給与・賞与の査定結果を受けた。

 

先日の面談で退職の意向を伝えた為、意地悪されるかもなと覚悟はしていたけど、そんなこともなく、かと言って評価されているというわけでもなく「普通」だった。

 

この前、上司が珍しくスーツを着て出社をした。そして、昨年の売り上げが良かった部署ということで表彰されていた。私は何も知らず、他部署の同僚から「おめでとう」と言われ、その事を知った。

 

明らかに増えた業務、退職した営業の肩代わりの仕事、新しく入ってきた人からの質問に翻弄された日々の評価は、賞与の上乗せという形で還元されたけど…「こんなもんか」って感じ。

 

「この前は、辞めたいとおっしゃっていましたけど、今の気持ちはどうですか?」と上司が慎重に切り出した。

 

「伝票処理は好きです。でもやってほしいと言われているその他の仕事に関しては期待にお応えできません。昨年できなかったことを、今年になったからできるとも思えません。他に人を探していただいた方がいいと思います。引継ぎは会社の望むような形に沿って進めさせていただければと思っています。」

 

上司はずっと黙っていた。

 

ごめん、ごめんだよ、ホントにごめん。

 

私たちは以前はよく一緒に飲みに行った。酒好きが集まった部署で、毎週末に近くの居酒屋で、四半期末にはちょっと豪華なレストランで、年末には上司の家に集まってホームパーティーもした。仲良しの部署だったんだよね。

 

コロナ禍でアフターファイブの付き合いが無くなり、コミュニケーションが取りにくくなったのは確かだけど、それだけじゃない。

 

40代になって私は変わったと思う。

 

もし今の状況が30代であったなら、私は「ブヒブヒーッ」と鼻息荒く頑張っていたに違いない。

 

会社が買収されたことで、自分の力ではどうしたって入れっこない大きな会社の一員になれて、「いい感じにキャリア積めてるんじゃない?」なんて、私がいい気になってガツガツしてた頃に、上司はまだ上司ではなく、ヒラの同僚として知り合ったから、ここ数年で私の印象が変わってしまったのは申し訳なく思う。ごめんね。

 

オンラインではなく、直接お話しをしたいと申し出て、来週の出社日に時間を取ってもらった。

 

会社の求める引継ぎがどういう物なのか確認する必要がある。「どうせ辞めるんならサッサといなくなってくれ」と言われる可能性だってなくはない。

 

辞めたいと思っているけど、会社や上司を憎んでいるわけではない。

 

私なりの誠意を尽くそう。

 

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