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退職活動・1

やはり何かを得たいと思うなら、何かを手放さなければならないのは鉄則らしい。

あれもこれもと欲を張りすぎていると、体が重たくなって身動きがとれない。

 

今回サラリーマンを辞めるのは、私にとって都合3度目となる。

初めての転職は失敗した。

当時とてもよくしてくれていた部長があまりにも心配してくれたので、私はつい父のように思い、しゃべってしまった。

そして全力で潰された。

私は20歳で就職し、辞めたのは23歳だった。

そんな小娘が一人辞めたところで、会社は痛くも痒くもないのだろうと思っていたので、なぜこんな意地悪をするのかと憤慨したけど、理由は分からない。

たぶん、ようやく使い物になると思った矢先に逃げられて腹が立ったのだと思う。

だけど私は十二分に頂いたお給料に見合う働きをしたと思っているし、これ以上買いたたかれるのはゴメンだったので、結局は辞めた。

 

その後の社会人生活でも似たような場面を何回か見た。

辞めていく人が理由を言ったとき、それが転職であるときは必ず、会社はその話を潰しにかかっていた。

転職先から話を反故にされて、結局辞められなかった人、それでも辞めてしばらく転職活動に明け暮れた人、いろんな人がいた。

私は学んだ。

 

二度目の転職は上手くいった。

私は知り合いの会社に転職をしたのだけど、それには「上手く辞めて来いよ」という条件が付いていた。

退職後の行動を「知られてはならない」という事は分かっていたので、私はただ下を向き「どうもすいません、辞めさせてください」を繰り返した。

会社は私に「燃え尽き症候群」と勝手に理由をつけてくれた。

上手く辞めることができ、翌週から次の会社で元気に働いていたら「戻ってきませんか?」と前の会社からメールが来た。

「もう別の会社で働いています」とお返事したら、たいそう驚いてはいたけど、邪魔はされなかった。

そして、また学んだ。

 

退職は済んでしまえば邪魔されないけど、手続きに入るまでが面倒くさいのだ。

「退職」というのはサラリーマンが持っている唯一の「カード」だと思う。

そしてこのカードはチラつかせた瞬間、私の手元から相手(会社)の手元に移動してしまう。

だから「そんなカード持っていませんよ?」という態度で準備を進めるのがいい。

 

さて、今回は転職ではなく独立を目的に退職をしたいので、過去2回とは別のパターンをとるかもしれないけど、やはり「燃え尽き症候群作戦」がいいかもしれない。

肝心なのはカードを切るタイミングだ。

早すぎても遅すぎてもいけない。

一発で決めなければいけない。

できる準備を進めていこう。

まだ見ぬ私の後任の為に引継ぎ資料を作り始めよう。

 

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